こころがホッコリー

ただイカしたRubyistになりたい人生だった。

CodeClimateのカバレッジ測定が、従来の設定で動かなくなったので修正してみた

Code Climate + Circle CI でRubyプロジェクトのコードカバレッジを計測しようとしてみたところ、
codeclimate-test-reporterのバージョンが上がっていて、
従来の設定(ネットに転がっているもの)では動かなくなっていたので、修正した部分を備忘録として残しておきます。

従来の設定

まず、従来の設定です。
spec_helper.rbに、以下のように書く、という情報が多く見受けられました。

require "simplecov"
require 'codeclimate-test-reporter'

SimpleCov.start do
  add_filter "/vendor/"
  add_filter "/spec/"

  formatter SimpleCov::Formatter::MultiFormatter[
              SimpleCov::Formatter::HTMLFormatter,
              CodeClimate::TestReporter::Formatter
            ]
end

これで、rspecを回してみると、以下のようなエラーが出ます。

Formatter CodeClimate::TestReporter::Formatter failed with CodeClimate::TestReporter::Formatter::InvalidSimpleCovResultError: undefined method `values' for #<SimpleCov::Result:0x007fb06257bdd0> (/Users/ym/.rbenv/versions/2.0.0-p647/lib/ruby/gems/2.0.0/gems/codeclimate-test-reporter-1.0.3/lib/code_climate/test_reporter/formatter.rb:21:in `rescue in format')

知らんがな(´・ω・`)

正しい設定

正しい設定はこちらです。まず、同じくspec_helper.rbを書きます。

require "simplecov"

SimpleCov.start do
  add_filter "/vendor/"
  add_filter "/spec/"
end

更に、CircleCIの方で CODECLIMATE_REPO_TOKEN=<token>GUI上で設定*1した上で、
bundle exec codeclimate-test-reporter を実行するよう circle.yml に仕込む必要があります。

test:
  override:
    - bundle exec rspec
    - bundle exec codeclimate-test-reporter

これで、カバレッジを測定した結果を、CodeClimateに送信してくれるようになります。

おわりに

今回の変更のくだりは、公式ドキュメントに書いてあります。

https://docs.codeclimate.com/docs/ruby

が、bundle exec codeclimate-test-reporter の実行を、CIツール側でどう設定するのかまでは書かれていなかったので、今回設定するのに苦労しました。

なお、Travis CIに対応させる方法は、こちらの記事が参考になります。(CircleCIに対応させる上で、私も参考にしました)

web-salad.hateblo.jp

link_toでページ内リンクとclass指定を共存させる方法

やろうとして、ちょっと詰まったので忘れないうちにメモ。

<a class="button" href="#about">LEARN MORE</a>

こんな感じのHTMLをlink_toで生成したいとする。

<%= link_to("LEARN MORE", anchor: "about", class: "button") %>

これだと駄目。

<%= link_to("LEARN MORE", { anchor: "about" }, class: "button") %>

こうやって、明示的に二番目のパラメータをHashにすることで、うまくいった。
こうすることで、class: "button" をHTMLパラメータ(三つ目のパラメータ)として認識させることができるんだと思う。

と考えると、上記であげた駄目な例は、以下の書き方と同義かな?

<%= link_to("LEARN MORE", { anchor: "about", class: "button" } ) %>

「プログラマ脳を鍛える数学パズル」の問題をRubyで解いてみた #7 (Q:18)

プログラマ脳を鍛える数学パズル」の回答記事、第7回目です。

問題文については、残念ながら転載が禁止されていますので、本連載(?)では自分の回答コードのみを掲載していきます。
気になってしまった方は、本を実際に購入し、解いてみることをオススメします。

Q18「ショートケーキの日」の回答コード

この連載では、模範解答とは異なるアプローチやコーディングスタイルで解けた場合に限って、ブログに投稿しています。
コード中で使っている、measure doについては、過去記事で書いているので、こちらをご参照ください。

平方数の組み立てをさぼっていますが......
模範解答その1より早く、模範解答その2よりわかりやすく、どちらの解答よりも短いコードを書けたのではないかと思います。
以下、計測結果。

$  paiza ruby puzzle18.rb
[1, 15, 10, 26, 23, 2, 14, 22, 27, 9, 16, 20, 29, 7, 18, 31, 5, 11, 25, 24, 12, 13, 3, 6, 30, 19, 17, 32, 4, 21, 28, 8]
      user     system      total        real
  1.670000   0.010000   1.680000 (  1.670901)
$  paiza ruby puzzle18_1.rb
32
[1, 8, 28, 21, 4, 32, 17, 19, 30, 6, 3, 13, 12, 24, 25, 11, 5, 31, 18, 7, 29, 20, 16, 9, 27, 22, 14, 2, 23, 26, 10, 15]
      user     system      total        real
  2.650000   0.020000   2.670000 (  2.671720)
$  paiza ruby puzzle18_2.rb
32
[8, 28, 21, 4, 32, 17, 19, 30, 6, 3, 13, 12, 24, 25, 11, 5, 31, 18, 7, 29, 20, 16, 9, 27, 22, 14, 2, 23, 26, 10, 15, 1]
      user     system      total        real
  0.280000   0.000000   0.280000 (  0.286056)

模範解答2はやっぱり早いですね。

「プログラマ脳を鍛える数学パズル」の問題をRubyで解いてみた #6 (Q:17)

プログラマ脳を鍛える数学パズル」の回答記事、第6回目です。

問題文については、残念ながら転載が禁止されていますので、本連載(?)では自分の回答コードのみを掲載していきます。
気になってしまった方は、本を実際に購入し、解いてみることをオススメします。

Q17「30人31脚に挑戦!」の回答コード

今回から、模範解答とは異なるアプローチで解けた場合に限って、ブログに投稿していきたいと思います。 コード中で使っている、measure doについては、過去記事で書いているので、こちらをご参照ください。

模範解答その1では、1人ずつ男子か女子を配置していく力任せなやり方でした。 対して、今回の私の解答では、女子の配置のみを考えており、模範解答1よりは軽量な結果が出ています。 以下、計測結果。

$  paiza ruby puzzle17_1.rb
2178309
      user     system      total        real
 10.390000   0.080000  10.470000 ( 10.747219)
$  paiza ruby puzzle17.rb  
2178309
      user     system      total        real
  1.730000   0.010000   1.740000 (  1.740072)

模範解答2が最速なのは疑いようがありませんが、パッと見のわかりやすさを残しつつ高速なコードを書けて良かったです。

会社の開発合宿で、任意のメソッド呼び出しを監視するgemを作ってきた話

現職の開発部では、半年に一度ぐらいのペースで、開発合宿を開催しています。
その中で、今回は「プロダクションコードを変更せず、任意のメソッド呼び出しを監視できるgem」を作成してきたので、簡単にその紹介をしたいと思います。 (まだ、rubygems.orgには登録していません)

開発合宿の様子について興味がある方は、会社の開発部ブログの方をご覧ください。

texta.pixta.jp

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